enchanのメモ書き

計算機とフリルとラブライブ!

最後の工嶺祭が終わった。

なんか突然書き始めたみたいになってますが↓これの続きです。

enchan1207.hatenablog.com

ちょっと色々あってココロの体調が良くなかったので記事にするタイミングをずらしていました。
体調悪い時って当時の感情をバイアスなく書き表せないみたいなのありません?? (絶対マイナスな方に振れる)

Enchanの最後の工嶺祭は、こんな感じでした。

年度始め: ノータッチ

今年は個人的に卒研の方が忙しく、年度始めの段階ではクラス企画への協力を半ば諦めていました。

そのため一ヶ月前くらいまで企画の進捗はほとんどわからず、友人のY氏(4年の時に企画責任者やってた人、今年の責任者は別人)が色々動いてはいるが何をするか決まっていない…的な情報が流れてくる程度でした。

工嶺祭一ヶ月前: なんかタスクが振られる

10月頭あたりから企画のメンバーがにわかに活発になりました。企画の方向性が「脱出ゲーム調のアトラクション」というイメージで固まり、活動の方向性が明確に定まってきた段階だったようです。

放課後、(これまた友人の)M氏, H氏が私のいる研究室にやってきました。

「Enchan、企画でパソコン使ってパズルみたいなの作りたいんだけど…」

私が5S企画に参加した瞬間でした。

準備期間: クソ短い納期との戦い

ただこの時点で納期は残り8日。シナリオ担当のY氏と話し合い、なるべく現実的な方向に要件を固めることに専念しました。

技術力でイキりたい邪念を一心に振り払い、なるべく簡単に、小さく収まる形を追求し…

最終的に以下のような形式で落ち着きました。

  • 形式: 教室にQRコードを貼り付け、それを読み取ることでパズルが出現
  • 内部: フロントはBootstrap、バックはSymfonyで実装 (イキらずに触ったことのあるFWに収めました

今回は一般客を入れない形での開催だったこともあり、QRコードという逃げ道を使いやすかったのが爆アドでした。
企画周りに来た学生がスマホを持っていないということはまずないでしょうし、その場の担当学生が一時的に貸すでも対応できますからね。

コードはこの辺に置いてあるのでよければご覧ください。

https://github.com/Enchan1207/KoureiFes_Quizgithub.com

前日: 突如飛び込むタスク

パズルも完成し、大道具周りもあらかた完成。あとはテストプレイと最終確認だけ…

そうはいきませんでした。

「Enchan、動画の件なんだけどさ…」

動画? ああ、あのアトラクションの中で流そうとしてたやつ? あれは普通にPCでループ再生させれば良くない?

「クリックしたら再生、みたいにできない?」

!?

この日は諸事情あり17時に下校しなければならなかったのですが、この話が出たのは16時半。
残り30分でそれっぽい動画プレーヤーを作らなければならなくなってしまいました。

そして。

間に合いました。自分でもどうやって書いたのか鮮明に覚えていません。これがゾーンか。

当日: Y氏と女装徘徊

当日。

クラス企画の準備・運営・保守がもはやY氏と私を含めた数人にしかできなくなってしまっていたので(今年唯一の後悔、後述)、責任者からリストバンドを複数いただきました。実質一日フリーパスです(
Y氏とともにかなり色々ありながらも企画の初期化・準備を完了させ、一番最初のシフトを回し切り…

そして…

https://user-images.githubusercontent.com/51850597/139271325-e12044f6-4e12-4f25-89c4-288570a627eb.png

研究室をちょちょっと借りて更衣室にしつつ女装徘徊を決行。
この格好のまま5JのI氏含め3人で各クラスの展示を見て回るという、私の共同研究者が見たらあまりの限界みに卒倒しそうな展開です。

お世辞にも高いとは言えないクオリティですが、そこはもうノリと勢いと文化祭マジック
こんなクソクオリティにも関わらず(ほとんど面識のない方を含め)様々な方にお褒めをいただきました。

特に国際交流同好会の展示会場では謎の大ウケ。「かわいい〜〜〜!!」「写真撮りましょ写真!」みたいなノリです。このクオリティでも。
もちろん多分にお世辞成分が含まれていることは理解していますが、それはそれ。純粋にかわいいって言われるのはありがたい話です。そこまで含めて文化祭クオリティ。

その後も1年~5年まで(多分ほぼすべての)企画を見て回り、 全力でエンジョイしました。(企画運営としての仕事もあり、それはそれで忙しかったのですが)
思えば、これまで企画を見て回れたことなどほとんどありませんでした。最高学年にして初めて、工嶺祭のちゃんとした楽しみ方を知ることができた気がします。

当日夜: パブリックビューイング~エンディング

Y氏は前日までの激務がたたってダウンしてしまい、先に帰宅。シフトに入っていた数人とパブリックビューイング会場に向かいました。あの服装のまま。

大きなトラブルなく企画を回し切ることができ、既にやり切った感(謎)があったのですが、どの発表もあまりに素晴らしすぎて途中から半分涙目になってました(
何度机の下でShazamを起動しBGMを落としたことか。この時ばかりは全力でApple Musicを使い倒しました。ありがとうJobs(違う

5女の華麗なる(って一言で表したら怒られそうなほどすごかった)パフォーマンスが終わり、ハイライトが流れ始めます。

フラッシュバックする記憶。毎年の如く謎に苦労した工嶺祭でしたが、自分勝手なことを言えば それら全てが『いい思い出』です。

一昨年は台風、去年はコロナの影響が大きくなかなか思う通りにはいかないこともありましたが、
最後の最後で(諸々の制約はありながらも)自らの満足する形として一つ残せたのは貴重な経験かなと思います。

日を跨いで長く喋ってるせいで日本語が壊れてきました。Enchanの言語ドライバなんてそんなものです。

帰宅

PVが終了し、友人たちと共に会場をあとにします。
興奮冷めやらぬ中、クソ寒い外を小走りでS科に向かい…

最後に一枚セルフィーを決めて

研究室でB面に戻り、駅へ向かうのでした。

Summary

…もう3600文字も喋ったのか。小論文の課題みたいになってしまった(

色々ありはしたもののほとんど全てうまくいって達成感がすごいって話はもうだいぶ長々としたので、ここからは反省点をいくつかあげたいと思います。

企画段階から全体が積極的になっているべきだった

毎年後悔と反省を繰り返しながら最後まで達成できなかった点です。
この手の企画運営はなるべく多くの人間を巻き込んでいかないと色々と動きづらくなってしまう(リソース不足、予定調整など)のですが、
なかなかこう全員が全員高いモチベを持って工嶺祭に臨んでいるかと言われるとそうではなく…

そこの温度差が小さな軋轢を生んでしまうこともあるのでなるべく避けたいのですが、結局3年の頃から毎年そんな感じだった気がします。ざんねん。

運営体制の積極的な分散化と情報共有

企画規模が大きくなると顕著に現れることですが、企画の詳細が十分に共有されず 数人だけしか企画の全体像を把握できていないという状態になりがちです。 こうなると把握している数人が常に教室にいる必要ができてしまい、企画運営も非常にストレスフルになります。負の循環。

自分たちは共有できていると思っている情報も、それが多くの人間に伝わっていることは非常に稀です。積極的に情報を発信しておくことで、お互いに動きやすい状態を維持できるのかなと思います。
今年はこの辺りが心残りでした(シフト回す時大変だった)。

おわりに

思い出話のつもりがなんかやたら長くなってしまいましたが、私の工嶺祭遍歴は以上になります。

ありがとうございました!

fflush(stdout)